快適に動けるカラダのために
脳とカラダのやりとりを減らさない
体が動くとき、脳が運動の計画や意思を立て、神経を通じて体の各部位に信号を送ります。
体はその信号を受けて筋肉を収縮させ、骨を動かすことができます。
また体からは、動きに伴う感覚情報を神経を通じて脳に伝えます。
脳はその情報をもとに運動の調整を行っています。
脳と体は神経でつながっており、体の動きに関わる情報のやりとりが常に行われています。
脳と体のやりとりを減らさないために
さまざまな関節をしっかりと動かすことから取り組みましょう!
関節を動かすことは、脳にとって重要な情報源です。
関節には、関節位置感覚器と呼ばれる感覚受容器があり
関節の角度や方向、速度などを感じ取ります。
この情報は、脳幹や小脳に送られ、体のバランス感覚や協調性を高めます。
また、運動野や運動前野にも送られ、運動の制御に必要な神経回路を形成します。
つまり、関節を動かすことで、脳は自分の身体の状態や動きを正確に把握し
適切な指令を出すことができるようになります。
「背骨」
背骨の関節一つ一つが動きやすい状態へ
座りっぱなし。立ちっぱなし。
同じ姿勢での過ごす時間が長くなっていませんか?
偏った姿勢は、背骨にも偏った働きを習慣づけます。
曲げる・伸ばす・捻じるがまんべんなく動かせること。
背骨の関節の柔軟性を維持しましょう。
「呼吸」
呼吸機能が適切に働いていること
現代社会で過ごすカラダは様々なストレスを受けています。
過剰な緊張や同じ姿勢が続くことで呼吸も浅くなります。
呼吸が整っているかどうかは姿勢や動作の基本となります。
呼吸に関わる筋肉はたくさんありますが
その大部分が姿勢保持に関わる役割があります。
それらが適切な状態で働くように整えていきましょう。
「重心」
様々な関節が自由に動くことで適切な重心移動に
日常動作はほぼ無意識に目的のことを行っています。
硬くなった関節のままでは
体を移動させる重心移動が偏ります。
そのままでは日常動作でも偏った負荷がかかり
負担となった関節に痛みを伴うことも。
快適に動けるカラダのためには、
適切なタイミングとバランスで関節・筋肉が働くことが必要です。